『トウカイテイオー産駒の会』 設立経緯

「トウカイテイオー」  神の国へと旅立つ

 

 2013年8月30日、トウカイテイオーが25歳で亡くなりました。

 

 シンボリルドルフからトウカイテイオーへと継承された血脈を守るために、

『チーム・テイオー』を結成し、応援活動を続けている中での訃報でした。

 

 

 

【トウカイテイオーは特別な存在】

 そう想うファンは、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

  美しい貴公子のような容姿はもちろん、

 その生い立ちから、競走馬時代、その生涯を終えるまで・・・。

 彼の駆け抜けた馬生はあまりにもドラマチックで、多くの人々の心を掴みました。

 

 

“テイオーは馬ではない” 

 擬人化と言われようと、 テイオーが持つ特別な存在感には

 そう思わずにはいられないオーラが充分にありました。

  

 

 

 それほど貴重な存在であったテイオーの死。

 多くの人々が悲しみ、その死を悼みました。

 

 

 しかし、テイオーは最後まで美しく、誇り高いテイオーでした。

 

 もし、テイオーが長生きできたとしても、

 彼はよぼよぼになったり、病んだりするする姿を

 誰にも見せたくなかったはずです。

 

 突然の別れに私たちファンは悲しみましたが、

 彼は威厳を保ったまま、

 本来あるべき場所・神の国へと還って行ったのでしょう。

 

”テイオーは天からの授かりもの”

 そう例えられることも多かったテイオー。

 彼は紛れもなく”神馬”だったのです。

 

 

 私たちは彼の遺志を継がなければならないという使命感にかられました。

 先頭に立って彼の残してくれた”宝物たち”を

 守っていかなくてはならないと、心に誓いました。

 

 

『チーム・テイオー』から『トウカイテイオー産駒の会』へ

 

 テイオーが残してくれた子供たちを守るための活動は、

『チーム・テイオー』の活動においても水面下で行われてきました。

 

 

 そのきっかけとなった産駒は、

 2012年に高知競馬を引退したリュウノスターです。

 

 引退後行き先が無いリュウノスターを、

 調教師と『チーム・テイオー』の メンバーが助け、

 NPO「引退馬協会」に未来を託すことになりました。

 

   

 この経験を活かし、今後もっと踏み込んで活動をするためにも、

『トウカイテイオー産駒の会』を立ちあげ、産駒たちが引退する際、

 次の馬生に繋ぐまでのサポートをする活動を始動させることとなりました。

 

 

 

 ※「 引退馬協会 」とは

 

   引退競走馬の余生をファンが支える活動の、草分け的な存在です。

     約1,000人の会員がいて、テイオーと同期のナイスネイチャ、

  他の余生を支えています。

 

     私も15年前から引退馬協会の会員なので、同協会の支援部門

   「引退馬・ネットに、当会の運営をご協力いただきました。

 

 

 

サポート馬第1号は、テイオーに最も似ている 「ヤマニンバッスル」

 

 

牡馬・7歳(2013年当時)血統、競走成績はこちらです ↓ 

http://db.netkeiba.com/horse/2006106411/

 

テイオーの忘れ形見

 

現役時代から、その美しい容姿は父テイオーを彷彿させましたが、

引き取って、改めて間近でバッスルの姿を見ていると、

まるでそこにテイオーがいるような感覚を覚えました!

 

 

鹿毛で美しい流星のイケメン、

父の代名詞でもある“テイオー・ウォーク”も見せてくれました。

 

 

“テイオーは、忘れ形見を残してくれました” 

 

 

トウカイテイオーの残した、素晴らしい功績とともに、

これからも産駒を見守り続ける覚悟です。

 

どうぞ皆様の温かいご支援を賜わりますよう、

よろしくお願いいたします。

 

 

 

                         2013年10月                                                                        発起人『チーム・テイオー』 

                      リーダー ソロモン